国立新美術館にて現在開催中の 「 オルセー美術館展 」。
出展されるオルセー美術館所蔵の印象派絵画へのオマージュとして
コサージュを制作しております。
ベルト・モリゾ《 ゆりかご 》
ベルト・モリゾは姉の住むパリのアパルトマンを訪ね、
1871年に生まれた姪のブランシュを見つめる姉エドマの姿を描きます。
当時、ベルト・モリゾは30代を少し上回り
当時、ベルト・モリゾは30代を少し上回り
芸術家への道と結婚への願望の間で揺れていて
母親の感情というものを知りたい…と想像をめぐらせている頃でした。
姉のエドマもベルトと同様に芸術家を目指していましたが
1869年に結婚し芸術家の道を離れると同時にパリも離れました。
家庭生活のために画家としての夢をあきらめたことで
姉のエドマは悲しく退屈な感情にしばしば襲われていたことを
ベルトとの手紙に書き綴っていたそうです。
ベルトとエドマ、それぞれの心の中にゆれうごく
相反する感情や想いをコサージュに表現しました。
こちらのコサージュは
会期中開催される企画 “ ルノワールとファッションのウィーク ” の
2014年 8月 6日（水）から 2014年 8月18日（月）までの期間
美術展会場出口にて販売を予定しております。
是非ともご高覧いただけましたら幸いです。
オルセー美術館展
印象派の誕生 ― 描くことの自由 ―
会期期間 ： 2014年 7月9日（水）〜 10月 20日（月）
会場 ： 国立新美術館 企画展示室2E
展覧会公式サイト： http://orsay2014.jp/
岡田 歩 | noah international
